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こんなに怖い!シンスプリントを我慢する危険性
こんにちは。宮城県黒川郡富谷町・大和町のとみやバランス整骨院の佐藤です。
前回に引き続き、シンスプリントについてお伝えします!今回は痛みを我慢することで起こるさらなる危険についてです。
①シンスプリントは治らない
②放っておくしかない
③痛みを治すよりも上手に付き合う
④結果ガマンして競技をする
という話をしましたが、この「ガマン」がもたらす危険な結果を3つお伝えします。
①疲労骨折
まず1つ目は疲労骨折です。シンスプリントは骨の膜が炎症を起こすものなので、ひどくなれば骨に影響を及ぼすのは容易に想像できると思います。
疲労骨折は転倒などによる一般的な骨折と比べて、治るまでの期間が長いのが特徴です。レントゲンにも映りにくいので、どこまで治ったかが判断しにくく、何カ月も練習できないこともよくあります。
またスネの骨の「脛骨」は体重を支えるのに非常に重要な働きをしているため、ここが骨折してしまうと歩くことはおろか、体重をかけることすら困難になります。これでは競技復帰どころではありません。
このように脛骨の疲労骨折は一生の古傷にもなりかねない大きなケガです。
②別の場所を痛めてしまう
シンスプリントの痛みは非常に鋭く、強いものです。ガマンしながら競技を続けていると、当然ながらそこを使わないでプレーします。
結果、周りの筋肉、関節や反対の足を痛めてしまいます。
例えば、左のシンスプリントだった場合、左の太ももがパンパンになって痛くなったり、右の膝や腰を痛めたりします。
人の身体には同じ作用をする「共同筋」と反対の動きをする「拮抗筋」がありますが、シンスプリントのような強い痛みは強いかばい動作を引き起こすため、この「共同筋」「拮抗筋」のバランスを著しく崩す結果になるのです。
(例えば肘を曲げるための上腕二頭筋と、肘を伸ばす為の上腕三頭筋は「拮抗筋」になります)
たまに全身あちこち痛い人を見かけますが、もとをたどると本当の原因は一か所の痛み、シンスプリントだったりします。全て必要のない「ガマン」をした結果、痛いところがどんどん増えてしまっているのです。
③身体に悪いクセがつく
最後に、最も怖いのがこの悪いクセがつくことです。これは新たなケガを生むだけでなく、競技力の低下にも直結します。
そもそもはっきりさせておきたいのが、「痛みを我慢して良いプレーができるほどスポーツは甘くない」ということです。
成長期は身体の成長に伴い、できる動きが増える為、競技レベルも飛躍的に上がる時期です。そんな大切な時期に、片足にしか体重をかけられない状態で何カ月もプレーを続けてしまったら、筋肉の付き方や身体の使い方が大きく変わってしまいます。
結果、思うようにプレーできるだけでなく、ケガのリスクも増え、将来的にそのスポーツを続けることすら難しくなることもあります。
④まとめ
今までの内容だと「シンスプリントはこわい( ;∀;)」「今すぐ競技を休まなきゃ( ゚Д゚)」と思ってしまうことでしょう…
私が本当に言いたいのは「ちゃんと治る方法があるから治療に専念したほうがいいよ!!」ということです。
ただ休んでも治らなければ意味がありません。つまり「治る為の治療法がある」ということが大前提です。
ですので次回からシンスプリントの本当の原因や効果的な治療法をお伝えしていきます。
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