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デスクワークで悪化しやすい症状まとめ│原因と対策を徹底解説
デスクワークが身体に与える影響
長時間のデスクワークは「同じ姿勢を維持し続けること」により、筋肉や関節への過度な負担を引き起こします。血流の停滞や神経の圧迫が起こりやすく、結果として肩こり・腰痛・頭痛などの不調が慢性化することも少なくありません。
特に近年はリモートワークの普及により、適切な作業環境が整っていない中での仕事が増え、症状が悪化しやすい傾向にあります。
デスクワークで悪化しやすい代表的な症状
⑴肩こり・首こり
・長時間の前傾姿勢により僧帽筋や肩甲挙筋が緊張
・画面を見る姿勢が続くことで「ストレートネック」が進行
・血行不良から慢性的なこりや痛みを感じやすい
【改善のポイント】
・ディスプレイを目の高さに調整
・30分ごとに肩を回す・首を伸ばすストレッチを実施
⑵腰痛・骨盤の歪み
・長時間座ることで腰椎や仙腸関節に負担
・骨盤が後傾し猫背姿勢になることで腰痛が悪化
・運動不足が加わると腰部の筋力低下を招く
【改善のポイント】
・骨盤を立てて座る意識
・座面の奥まで腰を入れ、お尻の下にクッションを入れる
⑶頭痛(緊張性頭痛・眼精疲労型頭痛)
・首肩の筋肉の緊張により頭部の血流が低下
・長時間に画面凝視による眼精疲労が頭痛を誘発
・自律神経が乱れることで慢性的な頭痛に移行するケースもある
【改善のポイント】
・ブルーライトカット眼鏡を使用
・作業の合間に深呼吸や目の体操を取り入れる
⑷手首・肘の障害(腱鞘炎・テニス肘)
・マウスやキーボード操作の繰り返しで腱鞘に炎症が起きやすい
・手首を反らした姿勢での作業が長引くと痛みが慢性化
【改善のポイント】
・リストレストを使用して手首の角度を調整
・手指のストレッチや温めによる血流改善
⑸目の疲れ・ドライアイ
・瞬きの回数が減少し 、涙の蒸発が進む
・エアコンの風もドライアイの原因になる
【改善のポイント】
・1時間ごとに『20-20-20ルール(20分作業→20分休憩→20フィート先を見る)』を実践
・目薬の使用や加湿環境の整備
⑹自律神経の乱れ
・長時間の緊張状態が交感神経を優位にしやすい
・睡眠の質の低下や倦怠感、集中力低下の原因に
【改善のポイント】
・姿勢改善に加えて軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)を習慣化
・就寝前のスマホ使用を控え、睡眠リズムを整える
まとめ
デスクワークは一見「身体を使わない作業」のように思えますが、実際には同じ姿勢の継続・不良姿勢・眼精疲労といった要因により、身体に大きな負担をかけています。
肩こり・腰痛・腱鞘炎・ドライアイなどは、放置すれば慢性化しやすく、日常生活や仕事のパフォーマンス低下にも直結します。
正しい作業環境と、こまめなストレッチ・姿勢改善が予防のカギです!
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